教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

シャープ株式会社に6年間勤務。役員秘書、商品企画部などを経験したが転身を決意し退職。その翌年に共立女子大学へ入学して栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は西荻窪・キュア接骨院で栄養カウンセリングを行う傍ら、お料理教室「Clad-Kitchen」を主宰し、家庭料理を教える。

Information

酸化した油・脂・あぶら

almond.JPG

アーモンドが殻付きで売られているとは・・・。

私はナッツ類に興味がないため
ひょっとすると簡単に手に入る物なのかもしれませんが
とても新鮮で衝撃的でした。

殻付きだから、アーモンドの実が直接空気に触れていない、
つまりアーモンドに含まれるの脂の酸化が進んでいないというわけです。

酸化した脂・油の味の悪さといったら
なんとも表現に困ります。
口に入れた途端、うぅ~っときて・・・。
味が悪いというよりは思わず吐き出したくなるよな
気分が悪くなりそうな感覚。

何度も繰り返し使った揚げ油や
長い間保存していたゴマ(特にすりゴマ)、
古米臭などもそう。
美味しくないですよね。

話は変わって、LDLコレステロール、通称「悪玉コレステロール」について。
かわいそうなことに、
LDLそのものは決して悪い奴ではなくて
それなりに体に必要とされるコレステロールなのに
悪玉呼ばわりされています。

悪玉として悪さを発揮するのは血液中で"活性酸素"と結びついた時。
その活性酸素というのは、
睡眠不足、ストレス、排気ガス、喫煙などのほかに
この酸化した油によっても増えるのです。

活性酸素と結び付いた悪玉コレステロールは
動脈硬化を引き起こすため、
「脳卒中」や「心筋梗塞」へと発展する可能性が高くなります。

酸化した油・脂は、味が悪いだけでなく
体にも悪いというわけです。

話はアーモンドに戻りますが、
一般的にどうしてわざわざ殻を外して
むきだしで売られているのだろう
というのが疑問。
味だって落ちるし、油が酸化して体に悪いし、手間はかかるし・・・。
妙なことですね。

お菓子作りなんかで大量に使う人にとっては
剥くのが大変だから
その点はありがたいのか。。。

減塩(その2)

レモン.jpg

今回は、一般的な減塩方法についてです。
正直なところ、これについて語るのは
なんだか抵抗があるというか
気が進まないのですが...。

どうしてかというと
一般的な方法のほうが
とっかかりやすそうで実行しずらい、
簡単そうで続かない、
そんなものだと私は思っているからなのです。

だけど前回宣言してしまったので
いちおうアップしておくことにします。

ホントにホントに一般的な方法です。
よく、健康コラムや
病院で配られる "減塩のすすめ" とかいうチラシなどに
書かれているような方法です。
興味があれば読んでみてください。

「いやいや、わたしゃ塩分を減らすことなんてできない!しょっぱいもの大好き~」
という方は、前回の 
『 減塩するなら...「減らす」より「食べる」!? 』 
を読んでくださいね。

それでは前置きが長くなりましたが一般的な減塩法です。

■減塩方法(1) 減塩醤油を使う
 減塩醤油は普通の減塩じゃない醤油をもとに作られるものなので
 得体の知れないものからできているわけではないので安心です。


■減塩方法(2) ダシをきかせる、わり醤油を使う
 料理にはダシをたっぷりきかせたり、
 卓上で使う醤油はダシで割って塩分を薄めた"わり醤油"を使う。
 ダシのうまみ成分が素材の味を引き立てるので
醤油・塩分が少なくても美味しく食べられます。


■減塩方法(3) 上からかけない。直接"つける"
 醤油やソース、ドレッシングなどの調味料は
 上からかけないで小皿などに入れたものをつけながら食べる。
 このほうが調味料の味を強く感じるので
 使う量が少なくてすみます。(=塩分を摂りすぎないでむ)


■減塩方法(4) 醤油・塩より"かんきつ類"を
 醤油や塩、ドレッシングのかわりにかんきつ類のしぼり汁を使う。
 レモン、すだち、かぼす、ゆず、シークワーサーなど。
 焼き魚、揚げ物、サラダやあえ物などに。


■減塩方法(5) 加工食品は控える
 加工食品は塩分が比較的多く含まれます。
 塩味を利かせるためだけでなく、
 日持ちさせるため、
 食品の物性を変化させるため(はんぺんなどの練り物の弾力をアップさせる)など
 色んな目的で添加されています。
 
 練り製品(ちくわやかまぼこ)、漬物、干物、
 インスタント食品、レトルト食品などは
 食べる量、回数に注意しましょう。
 
  
まだまだほかに方法はたくさんあると思いますが
とりあえず代表的なものを挙げておきました。

というわけで、今回は一般的な減塩方法でした。
参考になったでしょうか??

減塩するなら...「減らす」より「食べる」?!

200×300塩.jpg

先日、教室に
ある質問が届いたので
今回は減塩についてのお話。

減塩を強いられている、
あるいは
自主的に塩分を控えようとするひとに
食事の塩分の量を減らす方法を
たまに尋ねられることがあります。

一般的な方法は、また別の回で述べるとして...
まずは私がお勧めする方法から。
(腎臓に疾患のある方、その他持病のある方はご注意ください)

減塩したい方、
わざわざいつもより薄味にしなくて大丈夫。
しょっぱいものを我慢しなくて大丈夫。
そんな精神衛生上よくないことをしなくても大丈夫!!

どうすればよいのかといいますと...。
しょっぱいもの、味付けの濃いものを食べるときは、
同時に野菜をた~っぷり食べましょう!!

なぜなら、野菜にはミネラル栄養成分「カリウム」が
豊富に含まれているから。

「カリウム」は体の中の余分な塩分を
体の外に尿といっしょに排泄してくれる働きがあるのです。

減塩、減塩というけれど
「塩分を摂りすぎること」が問題ではなく
摂りすぎた塩分が体のなかに溜まっていることが問題。

だから、しょっぱいもの、濃い味付けを好むひとほど
野菜をたっぷり食べて
体のなかの余分な塩分を
外に出してもらいたいものです。

なんだか「カロリー」と似てますね。
高カロリーのものは敬遠されがちですが、
高カロリーのものを食べることは決して問題ではなく
摂りすぎたカロリーを消費しないことがよろしくない。

どちらにしても、食べたい物を我慢するのは
非常に辛い。
我慢しなくて済むのだから
少々野菜がニガテでも
しっかりと食べるようにしましょう!!


●カリウムを摂るには?
穀物や肉類、乳製品など
たいていの食品にカリウムは含まれるのですが
豊富に含まれているのは野菜やくだもの。

くだものは摂りすぎると、
果糖という糖分が原因で肥満になる恐れがあるので
野菜で摂るほうが断然おすすめ。

カリウムは熱に弱いため
野菜は生で食べるのが効率よく摂るコツなのですが
生野菜というのは一度にたくさん食べるのは結構、大変。
それに、これからの季節、生の野菜は体を冷やすので
とくに女性には気をつけてもらいたいですね。
生野菜にプラスして温野菜も同時にとるとよいでしょう。

くれぐれもドレッシングやマヨネーズのかけすぎにご注意を!!
できれば、野菜には何もかけないで
味のついたほかのおかずと一緒に
食べるといいですね。