はり治療って痛いの?

はり治療に恐怖感を持っていたり不安に思う患者さんも少なくありません。
そんな患者さんへ杉並整骨院の鍼灸師・御子貝拓真(みこがい たくま)が鍼(はり)治療に対する疑問についてお答えします。

はり治療って痛そうでなんだか不安なのですが・・・


はり治療鍼(はり)治療で用いる鍼は、縫い針や注射針とは異なり、 非常に細く、先端は丸くなっています。したがって、“刺す”というよりも細胞を傷つけないで、細胞と細胞の間に入れていくので痛覚(皮膚の表面にある痛いと感じる場所)に触れにくく、いつのまにか鍼が体に入っているといった感じです。
治療する部位によっては、鍼をしている間、多少の鈍痛を感じる場合もありますが、これは鍼治療特有の効果で体にとって有益な反応・刺激だと思っていただいて大丈夫です。
また、鍼をする前にその部位に対して必ず「前揉捏(ぜんじゅうねん)」という手技を加えるのですが、これは、その部分に鍼が入るということを生体に予告し、その近辺の皮膚や筋肉の緊張を和らげて刺激に慣れさせるためのものなのでリラックスして治療を受けることができるでしょう。鍼を抜いたあとにも、鍼の残存感をとり除く手技を施しますので治療後の皮膚の違和感はほとんどありません。

*当院の鍼(はり)は使い捨てなので衛生的です。


どこに鍼を打つの?


たとえば、太ももの付け根が痛いからといって、そこに鍼をうつとは限りません。腰や膝にうつ場合もあります。
まず、患者さんの症状を聞いたうえで治療部位を判断し、それに関わる経穴(いわゆるツボ)とその周辺の関連部分に鍼を打ちます。


整骨やマッサージとはどこが違うの?


直接手で触れることができない体の深部に刺激を与えることができるので、整骨やマッサージで取りきれなかった痛みやコリに働きかけ、筋肉の緊張をほぐしたり血行をよくすることができます。神経系にも働きかけることができるのも鍼治療の大きな特徴です。


どんな症状に効くの?


はり治療 鍼治療では、慢性胃炎、気管支喘息、椎間板ヘルニア、便秘、頭痛、片頭痛、歯痛、耳鳴り、めまい、不眠症、更年期障害、冷え性など、様々な症状に効果的です。患者さんの症状や体調に合わせて治療部位を決めていき、不安な気持ちをとりのぞいてから鍼治療を行いますので、気軽に治療またはご相談にいらしてください。