教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

管理栄養士。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は「Clad-Kitchen」を主宰。料理教室の講師、執筆、講演などを行う。長女の出産を機に親子向けの食の教室「ベジスタ」を立ち上げた。

Information

0歳からのクッキング⑤ ~1歳半ごろ(3)~ おそうじ上手は料理上手

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子どもは待つことが苦手です。
ママが冷蔵庫から食材を取り出すほんの数秒間でも、すぐにあちこち触ったり、引き出しを開けてみたり、 「次は? 次は(何するの)? 」 と容赦なく急かしてきます。
次に使う調理道具を出す程度のちょっとした作業ですらママは自分のやることに集中できません。

そんなときは子どもに布巾を持たせて調理台を拭かせることで間を持たせてみましょう。

調理台を片付けながらお料理をするのはとても大切なこと。
散らかったままの調理台で作業を続けると何をやっているのか分からなくなって混乱したり、材料を間違えたりひっくり返したり、怪我をすることもあります。

お母さんの真似をしたり、自分で何でもやりたがる1歳半~2歳ごろに、子どもが見ている前で調理台を "フキフキ" していればお願いしなくても勝手に自分でやりたがります。
きれいになるかどうかは別として、褒めてあげればどんどん調子にのっておそうじをしてくれることでしょう。子どもにとってはこれも楽しい作業のひとつのようですね。

これを繰り返していくうちに調理台をきれいにしながらお料理することが当たり前になってくるはずです。
きちんと片付いた調理台で作業をすることが習慣になれば、失敗が少なくなり、要領も良くなり、どんどん料理も上達するでしょう。


(モデル:1歳9か月)