教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

管理栄養士。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は「Clad-Kitchen」を主宰。料理教室の講師、執筆、講演などを行う。長女の出産を機に親子向けの食の教室「ベジスタ」を立ち上げた。

Information

0歳からのクッキング⑦ ~2歳ごろ(2)~ 手作りパン粉


パン粉3.jpg食べきれなくて残った食パン。
冷凍にして、必要な時にトーストして食べるのもよいのですが、たまにはパン粉づくりに挑戦してみましょう。

大人にとってパン粉は、読んで字のごとく「パンの粉」。
子どもたちはどうでしょう?
パン粉は、パンが粉々になったもので、これが大好きなコロッケやとんかつの、あのサクサクの衣になることを知るのは大発見です。

そもそもパン粉を使った料理は手間がかかる料理が多いので、わざわざパン粉から作るなんて・・・と "面倒なひと手間" だと感じるひとも多いかもしれませんが、子どもといっしょに作ってみると " こんなことで喜ぶの!!? " と、一緒に作っているこっちまで嬉しくなってしまうくらいとっても楽しい作業ですのでおススメです。

作る際にはフードプロセッサーやミキサーなど電動のものを使ってもよいですし、おろし器やおろし金でもOK。(→「電動の調理器を使う」)

ここでは、子どもでも使いやすいコンパクトサイズで、直接触っても手が切れないカッターが使われているミルサー(IWATANI)を使ってみました。

パン粉7.jpg

パン粉5.jpg おろし器・おろし金の鋭い突起(歯)は、ケガが心配されるかもしれませんが、2歳ごろの子どもは自分の手をおろしてしまうほど力を入れられないので意外に安心です。
あのトゲトゲの歯がパンだけでなく大根やにんじんを "シャーベット状" にしてくれるということを知るよいきっかけになりますよね。

電動の器具もおろし器も、どちらも経験させてあげられるとよいでしょう。


次はパン作りに挑戦して、100%手作りのパン粉を作るのも楽しみの一つですね。
最近は米粉のパンもたくさん出回っていますので、小麦粉アレルギーのお子さんがいらっしゃる方もぜひ米粉のパンで挑戦してみてください。

( モデル:1歳11カ月)