教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

管理栄養士。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は「Clad-Kitchen」を主宰。料理教室の講師、執筆、講演などを行う。長女の出産を機に親子向けの食の教室「ベジスタ」を立ち上げた。

Information

パンの朝ごはん 第三弾


スペインオムレツ.jpg

パン食のアップが多いのは、盛り付け指導のために出勤しているので撮影が可能だからです。
ごはん食の盛り付けは、料理ごとに食器の指定をしておけば概ね問題ありません。

さて、パンの朝食第三弾はスペインオムレツです。

おうちでつくる朝ごはんとの病院で作るそれの違いは食数。
2~3人分のたまごやきをつくるのと10人以上のものをつくるのとでは、調理にかかる時間がまったく異なります。
したがって、献立を考える際には、調理スタッフの方々に限られた時間内に人数分の料理を用意してもらえるよう作業効率を考慮しなくてはなりません。

そういう事情から採用したのがこのスペイン風のオムレツです。

ひとりあたり、タマゴ1個も使わないでこのボリューム。じゃがいもだけでなく、たまねぎ、にんじん、ピーマンも入ってます。
タマゴの量が少ない分、ほかの料理に肉や魚、豆製品などのタンパク質が豊富な食材を
使うことができるのがありがたい。

学校や病院の給食の献立をたてた経験がある栄養士、管理栄養士、またそのタマゴである学生さんたちなら分かると思うのですが、タンパク質と加減というのは非常に難儀なのです。