教えるのはこの私


徳重 安枝(Yasue Tokushige)

管理栄養士
1971年生まれ

管理栄養士。杉並区学校栄養士、プロスポーツ選手や肥満患者への栄養指導、管理栄養士国家試験講座の講師、フードライターなどを経験し、現在は「Clad-Kitchen」を主宰。料理教室の講師、執筆、講演などを行う。長女の出産を機に親子向けの食の教室「ベジスタ」を立ち上げた。

Information

減塩(その2)

レモン.jpg

今回は、一般的な減塩方法についてです。
正直なところ、これについて語るのは
なんだか抵抗があるというか
気が進まないのですが...。

どうしてかというと
一般的な方法のほうが
とっかかりやすそうで実行しずらい、
簡単そうで続かない、
そんなものだと私は思っているからなのです。

だけど前回宣言してしまったので
いちおうアップしておくことにします。

ホントにホントに一般的な方法です。
よく、健康コラムや
病院で配られる "減塩のすすめ" とかいうチラシなどに
書かれているような方法です。
興味があれば読んでみてください。

「いやいや、わたしゃ塩分を減らすことなんてできない!しょっぱいもの大好き~」
という方は、前回の 
『 減塩するなら...「減らす」より「食べる」!? 』 
を読んでくださいね。

それでは前置きが長くなりましたが一般的な減塩法です。

■減塩方法(1) 減塩醤油を使う
 減塩醤油は普通の減塩じゃない醤油をもとに作られるものなので
 得体の知れないものからできているわけではないので安心です。


■減塩方法(2) ダシをきかせる、わり醤油を使う
 料理にはダシをたっぷりきかせたり、
 卓上で使う醤油はダシで割って塩分を薄めた"わり醤油"を使う。
 ダシのうまみ成分が素材の味を引き立てるので
醤油・塩分が少なくても美味しく食べられます。


■減塩方法(3) 上からかけない。直接"つける"
 醤油やソース、ドレッシングなどの調味料は
 上からかけないで小皿などに入れたものをつけながら食べる。
 このほうが調味料の味を強く感じるので
 使う量が少なくてすみます。(=塩分を摂りすぎないでむ)


■減塩方法(4) 醤油・塩より"かんきつ類"を
 醤油や塩、ドレッシングのかわりにかんきつ類のしぼり汁を使う。
 レモン、すだち、かぼす、ゆず、シークワーサーなど。
 焼き魚、揚げ物、サラダやあえ物などに。


■減塩方法(5) 加工食品は控える
 加工食品は塩分が比較的多く含まれます。
 塩味を利かせるためだけでなく、
 日持ちさせるため、
 食品の物性を変化させるため(はんぺんなどの練り物の弾力をアップさせる)など
 色んな目的で添加されています。
 
 練り製品(ちくわやかまぼこ)、漬物、干物、
 インスタント食品、レトルト食品などは
 食べる量、回数に注意しましょう。
 
  
まだまだほかに方法はたくさんあると思いますが
とりあえず代表的なものを挙げておきました。

というわけで、今回は一般的な減塩方法でした。
参考になったでしょうか??